Chaugnar Faugn

Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS

 

チャウグナル・ファウグン、クァウグナール・フォーン

 

1931年  初登場作品:フランク・ベルナツプ・ロング「恐怖の山/夜歩く石像」

1933年    言及作品:ヘイズル・ヒールド/H・P・ラヴクラフト「博物館の恐怖」

1939年    言及作品:オーガスト・ダーレス「ハスターの帰還」

1971年    言及作品:リン・カーター「墳墓の主」 

元は、クトゥルー(Cthulhu)ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)とは何の関係も無い古代宇宙怪獣です。

ラヴクラフトの弟分だったフランク・ベルナップ・ロング(Frank Belknap Long)の作品で、Weird Talesの1931年1月号、及び2,3月合併号の2号に渡って掲載されたSF中篇「恐怖の山」(The Horror from the Hills)に登場しました。この作品はまるでウルトラQの一エピソードに使えそうな程きちんと怪獣SFになっている作品で、チャウグナル・ファウグンを巡る事件は復活から解決まで全てこの作品内で完結しています。ところが後にラヴクラフトヘイズル・ヒールド(Hazel Heald)の依頼で「博物館の恐怖」(The Horror in the Museum)を書いた際、お遊びでこの名を入れた事から、今日、古きものの一員となっています。

太古の昔に地球に飛来して実体化し、一部で神として崇められていた存在です。何処か禍々しい感じの人間より大きめの二足歩行の象と云った姿で、凶暴になったガネーシャ・・・を想像すれば良いかも知れません。昼間は動かず見た感じ触れた感じは石の様です。そして夜な夜な人間の血を吸って糧としています。但し、この一体が本体なのではありません。「兄弟」と呼ばれる存在が沢山居ますが、実態はそれら全てが超次元レベルで合わせた一つの存在です。但し、人間がチャウグナル・ファウグンの石像とみなしている存在が中心的な存在であるらしく、アメリカへ運ばれて来た石像が人の生き血を吸って活動を開始すると共に「兄弟」達はピレネー山脈から下りて来ましたが、アメリカで暴れていた石像の時間を巻き戻してを時空の彼方に飛ばしたところ、「兄弟」達も消えてしまいました。なお、人間の眼に映る石像めいた姿は本来のものではなく、宇宙の彼方からまだ若かった地球に飛来した際、地球で纏ったものです。

両棲類を進化させて自らに仕える従属種族のミリ=ニグリ(Miri Nigri)を誕生させ、更に人類もチャウグナル・ファウグンが進化を促進させて誕生させた可能性があります。

なお、この存在は時空の彼方に飛ばされていて、戻って来る可能性はあるものの現在はおらず退治された古きものであると考えても差し支えないでしょう。

 

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