Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS
スファトリクルルプ
1934年 初言及文書:クラーク・アシュトン・スミス"Letter to R.H.Barlow June 16th"
1940年 関連作品:ゼリア・ビショップ/H・P・ラヴクラフト「墳丘の怪/俘囚の塚」
呼称はいずれもヴーアミ(Voormi)達が呼んでいるものですが、この呼称からするとスファトリクルルプは慕われ頼られている様です。まあ、彼らにとって大いなる神であるツァトゥグァの孫でありながら祖父の崇拝者の一人を伴侶に選んだりするのですから、気安く親しみ易い性格の女神なのかも知れません。
クラーク・アシュトン・スミス(Clark Ashton Smith)がR・H・バーロウ(R H Barlow)に宛てた書簡では、ツァトゥグァ(Tsathoggua)の息子のズヴィルポグーア(Zvilpogghua)の娘とされる女神です。誰とも交わらずに子供を産む事が可能ですが、何故か、ある時、一人のヴーアミ男性(Voormi)と結ばれ、クニガティン・ザウム(Knygathin Zhaum)を産みました。姿形については判っていませんが、亜人間であるヴーアミとセックス可能だったと云う事は、そう云う姿をしていたか、少なくとも性交時にはヒューマノイドとの交わりに適した形を取れる存在だったと云う事です。或いはラヴクラフトがゼリア・ビショップ(Zealia Bishop)の為に代筆(?)した「墳丘の怪」(The Mound)に登場する、ツァトゥグァの血筋と云われる地底世界に棲息しているFormless Spawn達と似ているかも知れません。いえ、スミスの系図ではスファトリクルルプ迄はFormless Spawnが誕生する様子は無いので、彼女か彼女の子孫から増えて行ったものかも知れません。息子のクニガティン・ザウムは分裂増殖が可能らしいので、案外、クニガティン・ザウムの子孫が地底に入り込んではびこったものかも知れません。だとすれば、その内の一体がクニガティン・ザウム自身であるのかも知れません。
母親については不明です。或いはズヴィルポグーアが分裂するか何かで産んだのかも知れません。又、結ばれたヴーアミ男性の名前も、どんなヴーアミだったのかも判っていません。
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2006年 言及作品:アン・K・シュエーダー「Voormi Hymn of Deliverance」
呼称
大いなるマザー=シスター(Great Mother-Sister)
復讐者(Avenger)
寛大なる者(Merciful)