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Byagoona

Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS

 

バイアグーナ

 

1937年   初言及作品:ロバート・ブロック「哄笑する食屍鬼/嘲笑う屍食鬼/嘲嗤う屍食鬼」

1996年           登場作品:ジェームズ・アンビュール「The Bane of Byagoona」

2006年     登場作品:ローレンス・J・コーンフォード「The Sphinx of Abormis」

 

呼称

無貌神(The Faceless God)

この存在はロバート・ブロック(Robert Bloch)がWeird Talesの1936年6月号に発表した「哄笑する食屍鬼」(The Grinning Ghoul)に名前が登場した存在です。エジプト好きのブロックは神々に関して云えばエジプト神話の神々ばかり贔屓にして、折角自分で名前を捻り出した存在についても無頓着でした。

この存在ににきちんと設定が与えられたのはジェームズ・アンビュール(James Ambuhel)が同人誌Cthulhu Codexの8号に発表した「The Bane of Byagoona」です。ここでバイアグーナは人の十倍程の背丈を持ち植物の茎状の三本足と螺旋を巻く三本の触腕を持つ怪物で、ドーム状の頭部の顔面に当たる部分からは血の様に赤い触手が突き出している事になりました。文字通り、顔の無い怪物だった訳です。そしてムー大陸のベル=ヤルナク(Bel-Yarnak)で祀られていた事にもなりました。同様に祀られていた神々としてはオズタルン(Oztalun)、シャヴァリオス(Shavalyoth)、それにヴォルヴァドス(Vorvados)の兄弟神ヤグディサ(Yaggdytha)の名前が挙げられています。更にこのバイアグーナアザトース(Azathoth)の系統には属さないGreat Old Oneである事も明らかにされています。バイアグーナは、アンビュールが創造したルー=クトゥの魔神たち(Devil-God of Lu-Kthu)の一員です。(いや、遊んでいますね。アンビュールさん)クトゥルー神話の神々でも特に知られていない存在で、Dream-landsのウルタールの大公会堂(Great Hall of Ulthar)で話を聞く事が出来る他は、地球ではネイティヴ・アメリカンの一部に伝わっている程度ですが、それを調べて纏め上げた学者が居ます。カーター・リンウッド(Carter Linwood)教授と云う人物です。(やっぱり遊んでいますね。アンビュールさ)。このルー=クトゥについては、当初、何の事であるのか判らないとされていたのですが、本作でいきなり明らかになりました。本作でバイアグーナルー=クトゥと云う大いなる渦の中で誕生したとされており、そうすると他のルー=クトゥの魔神たちも同様にして誕生したのでしょう。なお、何故か、ダニエル・ハームズ(Daniel Harms)が書いた"The Cthulhu Mythos Encyclopedia"中のバイアグーナの項目には、バイアグーナが大いなる渦の中でルー=クトゥと名付けられた生物に生まれついたと書かれています。余談ですが、通常クトゥルーの神々を表す魔神しDemon-Godが使われているのですが、ルー=クトゥの魔神たちはDevil-Godが使われています。

なお、 バイアグーナは顔の無い黒いスフィンクスの姿をとる事もあります変身するのではなく化身なのかも知れません。ローレンス・J・コーンフォード(Laurence J Cornford)がアンソロジー”The Book of Eibon”に寄せた「The Sphinx of Abormis」では、主人公の夢の中に顔の無い黒いスフィンクスが現れ、自らをバイアグーナであると云っています。

 

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