Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS
トルネンブラ
1922年 初登場作品:H・P・ラヴクラフト「エーリッヒ・ツァンの音楽」
1943年 関連作品:ドゥエイン・W・ライメル「Music of the Stars」
1987年 関連作品:スティーブン・マーク・レイニー「Threnody」
1988年 関連作品:スティーブン・マーク・レイニー「The Spheres Beyond Sound」
呼称:音楽の天使
この神は外なる神とされています。正体は「生きている音」で、触れる事の出来る実体は無いとされています。ラヴクラフトが同人誌The National Amateurの1922年3月号に発表した彼の最高傑作の一つ「エーリッヒ・ツァンの音楽」(The Music of Erich Zann)では、ツァン老人のヴィオラの調べに呼応するかの様に聞こえる奇怪な音楽の怪異が描かれ、ツァン老人の消失に依り事件は幕を閉じます。テーブルトークRPGで、この奇怪な音楽の正体こそトルネンブラであるとしたのはスコット・ディヴィッド・アニオロウスキー(Scott David Aniolowski)で、彼がRPG用に創った設定ではトルネンブラに襲われると正気を失い聴覚を喪失した者であっても逃れる事は不可能としています。
なお、この神はアザトース(Azathoth)の宮廷へ楽士を肉体もろとも、時には魂だけ連れて行く神ともされています。
関連項目
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