Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS
イヴァラ
1936年 登場作品:キャサリン・L・ムーア「イヴァラ/炎の美女」
キャサリン・L・ムーア(Catherine L Moore)がWeird Talesの1936年2月号に発表したノースウェスト・スミス・シリーズ(NorthWest on Earth)の商業誌での第七作に当たる「イヴァラ」(Yvala)に登場する存在です。この作品は、後にクトゥルー神話のGreat Old Oneの一体として取り込まれる事になるファロール(Pharol)の名が登場している作品でもあります。
木星の月の一つに何処からか飛来し、そこにあった文明を崩壊させた張本人です。彼女を見るそれぞれの男性にとって理想の美女に見えるのですが、正体は生きた炎です。同時にギリシャ神話のキルケ伝説の元となった存在でもあります。人間の魂に似たもの・・・人間性を食します。その為、沢山の美女の幻影を男達の所へ放ち、又、声で男を魅了して呼び寄せ、自分を理想の美女と想わせておいて人間性を貪ります。人間性を喰われた者達は、人の姿をしていても、もはや獣性しか残っておらず、獣の如くに行動します。スミスも喰われかけますが、もっと他に沢山の獲物が居た為、後回しにされ、ヤロール(Yarol)は、金星人には人間性が殆ど無かった為、大して喰われず問題ありませんでした・・・金星人って、人間より獣に近かったんですね。美形なのに・・・
関連項目
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