Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS
サグ
1936年 登場作品:キャサリン・L・ムーア「生命の樹」
別名
生命の木(The Tree of Life)
ノースウェスト・スミス・シリーズ(NorthWest Smith)の商業誌での第九作に当たる「生命の樹」(The Tree of Life)に登場する存在です。
火星に自分の名と同じ町を建設した魔術を使っていた王イラー(Illar)が暗黒世界から召喚した魔物です。王はこの魔物を使役していたと云われますが、王亡き後も王が指名した巫女の家系の女から生贄を受け取り続けていました。強大なエネルギーを秘めた異次元の異質な存在で、三次元で便宜上、樹木の形態を取っているだけです。催眠力のある歌声で獲物を引き寄せます。
本作は実質的にはシリーズ最終作で、この後はジレルものとのコラボであるヘンリー・カットナー(Henry Kuttner)との合作「スターストーンを求めて」(Quest of the Starstone)とシリーズのエピローグ的な番外編の「短調の歌」(Song in a Minor Key)があるきりです。又、本作にはヤロール(Yarol)は登場していません。
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