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Alaric

Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS

 

アラリック

 

 

 

1939年    登場作品:キャサリン・L・ムーア「ヘルズガルド城」

 

別名

不死を求める者(A hunter of undeath)

不死を呑む者(A drinker of undeath)

 

 

キャサリン・L・ムーアがWeird Talesの1939年4月号に発表したジョイリーのジレル(Jirel of Joily)の第六作「ヘルズガルド城」(Helllsgarde)に登場します。廃墟となった筈のヘルズガルド城の謎の城主です。

その正体は不死(イモータルではなくアンデッドのタイプ)の存在を求め、強大な力を持つ不死の存在を呑む事で快感を得る一族の一員でした。ヘルズガルド城へ来たのも200年前の城主の亡霊を皆で呑む為でした。一族の男女はみな邪悪さと不潔さを漂わせており、特に男は奇形であったり獣の様な雰囲気の者ばかりであったりします。

話の構成はそこそこ複雑で、面白い事に、固有の名前を持つ端役が少なからず登場しています。アラリックの一族の男としてはワット(Wat)、ピアズ(Piers)と云った名前が、一族の女としてはダマーラ(Damara)、エサルド(Ettard)、イソルド(Isoud)、モルガン(Morgaine)と云った名前が挙げられていますが、この内、描写があり出番も幾度かあるのはダマーラだけです。描写ではジレルに匹敵する程の背丈に緑色のガウンを纏っています。又、大きな眼は白く張りのある声の持ち主です。

黒将軍ガイ(Black Guy)ことガルロットのガイ将軍(Guy of Gurlot)に依り部下達を人質に取られたジレル(Jirel)が、その代価としてヘルズガッド城の秘宝を入手する様に云われて城を訪れた事から始まる古城怪奇譚です。ここでジレルは200年前の城主アンドレッド(Andred of Hellsgarde)の亡霊にレイプまがいの襲われ方をしたりしていますが、もしムーアが現代に生きていたらおそらく官能シーンもしっかり入れていた事でしょう。ただ、ムーアは基本的にSFを好む人なので、仕事としては兎も角、好んでパラノーマルロマンスの方には行かなかったと想いますが。

本作はノースウェストものジレルものを通して最も登場人物の多い作品で、この調子でムーアが執筆を続けていけば長編も書けそうな感じなのですが、残念ながら、これ以上、幻想系で作品を続ける積もりは無かったらしく、これが最終作となってしまっています。

 

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