Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS
ヤロール
1933年 初登場作品:キャサリン・L・ムーア「シャンブロウ」
1934年 登場作品:キャサリン・L・ムーア「真紅の夢/緋色の夢」
「神々の塵/神々の遺灰」
1936年 登場作品:キャサリン・L・ムーア「イヴァラ/炎の美女」
「失われた楽園」
1937年 登場作品:ヘンリー・カットナー/キャサリン・L・ムーア「スターストーンを求めて/スターストーンの探索」
キャサリン・L・ムーア(Catherine L Moore)のノースウェスト・スミス(NorthWest on Earth)唯一のレギュラーで、ノースウェストの相棒です。若い金星人で天使の様に美しい外見と冷酷で人間性を殆ど喪失した獣の様な内面の持ち主です。
相棒と云いながら、彼は全体の半分くらいにしか登場していません。全十三作中(Weird Talesに掲載されたのは、その内、十作)登場は六作のみです。初登場の第一作「シャンブロウ」(Shambleau)はノースウェストを助ける・・・と云うよりは事件に幕を下ろす役割でした。次の登場の第三作「真紅の夢」(Scarlet Dream)もラストの登場です。他の作品では、殆どノースウェストと一緒に事件の傍観者の役割ですが、「イヴァラ」(Yvala)ではノースウェストと共にイヴァラに襲われ、先に犠牲になるものの人間性の少なさから助かっています。イヴァラは獲物の人間性を喰らうのですが、彼は喰われた後もまるで変わりませんでした。
ノースウェストとヤロールのコンビは、耽美ものによくある渋い大人の男性と美少年の組み合わせにも似ています。女性から見て理想的な男性コンビと云うのは洋の東西も時代も問わずと云う事でしょうか。
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