the white witch

Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS

 

白い魔女 

 

1936年    登場作品:キャサリン・L・ムーア「暗黒の国」

別名

死の魔女(the corpse-witch)

  

キャサリン・L・ムーア(Catherine L Moore)がWeird Talesの1936年1月号に発表したジョイリーのジレル(Jirel of Joily)の第四作「暗黒の国」(The Dark Land)に登場する存在です。 

かつてロムニ(Romni)の寵愛を受けていたらしく、新たにロムニに愛されたジレルに対して嫉妬し激しい敵意を持ちます。ドクロ面(Skull-Shaped)と表現される奇怪な風貌のヒューマノイドですが、人間ではありません。おそらく死霊です。やせて白いローブに身を包んだ白い顔に長い黒髪の女で表情はありますが、両眼は只の穴で、しかも眼の周囲を影が覆っていて顔はぼんやりとしか見えないのですが、それでいて美しく見えると描写されています。又、まぶしいと表現される程の白さです。なお、感情の起伏に依り眼の奥の穴に光が見える事があります。

ジレルにはロムニの王パヴ(Pav)に化身していたロムニの正体を教えロムニを倒さなければ脱出は不可能だと吹き込んだ後、ロムニの倒し方を教えるとし、その実、ジレルが自滅する様に仕向けました。こうした他のキャラクターとの絡みに依るストーリーの複雑化は、ノースウェストものや本作以前のジレルものには見られないもので、本作の特徴となっています。

 

 ロムニに戻る

 

Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS