Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS
ニョグサ、ニョグタ
1937年 初登場作品:ヘンリー・カットナー「セイレムの恐怖/セイレムの怪異」
1976年 言及作品:リン・カーター「Zoth-Ommog」
1973年 登場作品:ジョゼフ・ペイン・ブレナン「第七の呪文」
1981年 言及作品:リン・カーター「The Descent into the Abyss」
呼称
闇に棲むもの(the Dweller in Darkness)
旧支配者の同朋(brother of the Old Ones)
ありうべからざるもの(the Thing that should not be)
弱点
輪頭十字(looped cross)
ティクゥオン霊液(Tikkoun Elixir)
ヴァク=ヴィラ呪文(Vack-Viraj Incantation)
ヘンリー・カットナー(Henry Kuttner)がWeird Talesの1937年5月号に発表した「セイレムの恐怖」(The Salem Horror)に、オカルト探偵のマイケル・リー(Michael Leigh)ともども登場しました。虹色に煌めく黒いコロイド状の存在ですが、ネクロノミコン(Necronomicon)に、弱点迄、記載されている一寸珍しい存在です。又、この作品では結局、マイケル・リーの引き立て役にしかなっていません。
黒い不定形の姿ばかりでなく、人々が連想する悪魔の姿をとる事もあり、ジョゼフ・ペイン・ブレナン(Joseph Payne Brennan)の「第七の呪文」(The Seventh Incantation)では、不定形ではなく一目で悪魔と判る姿をとって出現しています。なお、リン・カーター(Lin Carter)はアンソロジー“Desciples of Cthulhu”に寄せた「Zoth-Ommog」でグール(Ghoul)達がニョグタに仕えるLesser Old One達であるとし、ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)とシュブ=ニグラス(Shub-Niggurath)の間に生まれた恐ろしき双子の片割れナグ(Nug)をグールの祖であるとし、自身が編集したアンソロジー”Weird Tales #2”にクラーク・アシュトン・スミス(Clark Ashton Smith)の名で発表した「The Descent into the Abyss」ではハオン=ドル(Haon-Dor)の前にニョグタに仕えるグールの長としてナグが姿を現しています。
関連項目
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