Detailed Explanation (may be) of Gods of CTHULHU MYTHOS
マイケル・リー、マイケル・レイ
1937年 初登場作品:ヘンリー・カットナー「セイレムの恐怖異/セイレムの怪異」
1937年 登場作品:ロバート・ブロック/ヘンリー・カットナー「暗黒の口づけ/暗黒の接吻」
2002年 登場作品:朝松健「聖ジェームズ病院」
ヘンリー・カットナー(Henry Kuttner)の創造した謎めいたオカルティストです。Weird Talesの1937年5月号に発表された「セイレムの恐怖」(The Salem Horror)に登場し、珍しく弱点がはっきりしているGreat Old Oneだったニョグタ(Nyogtha)を撃退しました。そして続く同誌の同年6月号に発表されたロバート・ブロック(Robert Bloch)との合作「暗黒の口づけ」(The Black Kiss)では、主人公の叔父と云う役どころですが、あまり活躍はしていません。そして、アンソロジー”秘神界”(Lairs of the Hidden Gods)に編者の朝松健(Asamatsu Ken)が寄せた中編「聖ジェームズ病院」(The Plague of St, James Infirmary)では「セイレムの恐怖」や「暗黒の口づけ」以前の彼が、若き日のエリオット・ネス(Eliot Ness)、アメリカ放浪時代の谷譲次と共に、Great Old Oneの力を借りるギャングと戦っています。この時、彼はクトゥグァ(Cthugha)の力を借りていますが、その結果の恐ろしさから、二度とGreat Old Oneの力は使わないと誓っており、その後の彼の姿が「セイレムの怪異」や「暗黒の口づけ」に見られるものだったと云う事になっています。ちなみに、この作品では、まだチンピラだった頃のアル・カポネ(Al Capone)もうろちょろしていて、どうやら最後にナイアルラトホテップ(Nyarlathotep)に見込まれた様です。